日本の主要な国際貿易港のひとつ、名古屋港。
そのエリアには、名古屋港水族館があり、名古屋だけでなく各地から人々が訪れるアクティビティスポットです。
名古屋の港まちは、まちづくりの活動も盛ん。10月4日には、「Minatomachi POTLUCK BUILDING(港まちポットラックビル)」がオープンしました。
港まちポットラックビルとは?
「港まちポットラックビル」は、商店街の旧文具店ぶりを再生した、港まちの新たに出来上がった拠点スペース。
運営を行うのは「港まちづくり協議会」さん。2006年より名古屋港エリアで住民と行政との協働によるまちづくりの活動を行っている団体です。
「ポットラック」には、「ありあわせ」や「持ち寄りの料理」という意味があり、今ある資源を活かして、場所や情報、時間を共有し、楽しむきっかけを提供する場所になっています。
1Fはラウンジスペース
「港まちポットラックビル」は4階建て。
1Fは港まちの情報拠点として、まちづくり、アート関連の情報を閲覧できるスペースを設けており、ポットラックスクールなどのイベントを行う「ラウンジ・スペース」として活用されています。
入り口には、黒板に描き出された港まち周辺のタウンマップ。
普段、なんとなく知っていた地域も、切り出し方がを変えることで、見え方も変わってきます。
2Fは、プロジェクト・スペース
2Fは、クリエイティブな視点を取り入れたまちづくりやコミュニティ活動に関わるプロジェクトを中心に公開し、イベントやワークショップ、ミーティング、展示を行う「プロジェクト・スペース」。
現在、開催されているのは、港まちの100周年企画「港まちのこれまでとこれから」。
名古屋エリア周辺の暮らしに縁を持つ人たちが、日常過ごす生活の一部が素敵に切り出され、その光景にさまざまな記憶が思い出されるのではないでしょうか。
初めて訪れた人たちにとっても、なんとなく知っていた町の情報が、より詳細に、そして新鮮に映ること間違いありません。
3Fは、エキシビション・スペース
3Fは、Minatomachi Art Table, Nagoya[MAT, Nagoya]が企画・運営し、現代美術を中心とした企画展を行っています。
現在は、MAT Exibition vol.1「THE BEGINNINGS(or Open-Ended)」が開催中。10月31日まで催されます。
ちなみに4Fは「港まちづくり協議会オフィス」として活用されているそうです。
港まちで学ぶ、味わう、考える「ポットラック・スクール2015」も開催中
港まちで学ぶ、味わう、考える「POTLUCK SCHOOL(ポットラック・スクール)」も、2015年6月から毎月1回のペースで開催されています。
10月16日(金)には、第5回「”街を読み解く” 手法 建築×アート」、10月30日(金)には第6回「空き家を再生し、まちを創る―円頓寺商店街―のまちづくり」というテーマで、学びの場が開かれるようです。詳細はこちらからどうぞ。
拠点を持ち、さらにさまざまなテーマのイベントが開催されることで、新しく関心を持った人たちも自然に関わりやすくなりますね。
気軽にふらっと立ち寄ることができる「港まちポットラックビル」、日常にヒントを与えてくれる素敵な場所ですよ。
港まちポットラックビル
開館時間、休館日はイベントによって異なります。
詳細はウェブサイトでご確認ください。
名古屋市港区名港1-19-23
名古屋市営地下鉄名港線「築地口駅」2番出口より徒歩1分